【経済】野村、米リーマンのアジア事業買収で基本合意

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1出世ウホφ ★
国内証券最大手、野村ホールディングスは22日、経営破綻(はたん)した米証券大手
リーマン・ブラザーズのアジア部門の事業を継承することでリーマン側と基本合意した。
事実上の買収にあたり、取得額は数億ドル規模とみられる。金融技術で最先端をいく
米国のノウハウと人材を取り込み、海外事業の強化を急ぐ。

傘下に入れるのは、日本や豪州を含むアジア・太平洋地域の事業で、企業合併・買収
(M&A)を手がける投資銀行部門など。株式や債券の自己売買部門の資産や負債は含まず、
将来的に損失が発生するリスクは回避したという。約3千人の従業員も引き継ぐ契約で、
証券ビジネスに極めて重要な「人材」を確保できる見通しだ。

野村はリーマンの欧州事業についても有力な買い手と目され、
英銀大手バークレイズなどと競っているとされる。

リーマンは1850年創業の米証券大手の一角だった。サブプライム関連の損失が膨らんで
業績が悪化、身売り交渉が不調に終わり破綻した。その後、北米事業はバークレイズに
売却することで合意、分割売却で解体される方向になっている。

http://www.asahi.com/business/update/0922/TKY200809220299.html
米リーマン・ブラザーズのアジア部門を買収する見通しになった野村証券の本社=22日夜、東京都中央区日本橋、樫山晃生撮影
http://www.asahi.com/business/update/0922/images/TKY200809220302.jpg