★司法解剖、少ない現実…解剖を行えば事件や犯罪の痕跡も明らかに
■司法解剖が少ない理由
▽予算が少ない ▽法医学者が少ない ▽司法解剖に価しないとする、『警察の判断』
■司法解剖…犯罪死の可能性がある死体の死因を特定するために行われる。
勘違いしてはいけないが、異常死体全ての解剖による死因特定は不可能。
▼「病死」以外を、「異常死」と呼ぶ。
▽異常死 →犯罪性あり →司法解剖
▽異常死 →『犯罪性不明 →“警察官の独断で”、司法解剖or解剖せず、が決まる』
結果的に、『犯罪性あり・不明 両方を合わせて、司法解剖は(異常死)全体のわずか4%。』
▼異常死体…14万9239体 このうち司法解剖…5524体(全体の4%)
千葉県、年間7000体の異常死体。つまり病院や家庭で看とられずに死んだ遺体だけ。
▼司法解剖の予算…約8億9000万円[06年 警察庁] = 『「年間約5000体の司法解剖」と見積り出された予算。』普通の国は、5万体以上解剖している。
■CT検査の効果…司法解剖が少ない3つの理由を解決
▽司法解剖…23万円/体
▽CT検査… 2万円/体 1/10の予算
→理由の「予算が少ない」「法医学者が少ない」を解決。
また、司法解剖での死因特定にも効果的。殺人の仕方はどんどん進化する。見落としがちな傷による影響も、CTなら解る。
さらに、『CT検査なら客観的な検査データがきちんと残る』ため、警察が勝手に「司法解剖に価しない」と判断することもできない。もしすれば警察の責任が問われる。
但し、CT検査は毒物は解らないので、心臓の血を採取して司法解剖する必要がある。
■司法解剖が行われずに、苦しみ続ける遺族
「自損事故」として「司法解剖に価しない」と片付けられてしまう交通事故。ほとんどの遺族は、火葬してから司法解剖があることを知る。
【司法解剖】CTスキャンで死因特定3割 交通事故死は8割以上【千葉大学】
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1221903222/ 中でも交通事故などで致命傷を負った遺体については8割以上、死因を特定でき、解剖に迫る結果が出た。