【福岡・男児殺害】 「犯人の見通しはまだつかんのですか」 夜に公園で寝泊まりする男性も不安

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1☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★
・幼い命が奪われた現場は、普段の週末とは一変した静かな朝を迎えた。20日、福岡市
 西区の内浜小1年、富石弘輝(こうき)君(6つ)が殺害された小戸公園を訪れた。
 散歩やレジャーの市民でにぎわうはずの憩いの場に、人影はまばら。
 弘輝君が見つかった園内のトイレには、花束が静かに手向けられた。

 「ここで、子どもの声がしないなんて…。気味が悪いね」。散歩でよく訪れるという近くの
 男性(67)は、無人のジャングルジムを見やった。18日午後、母親(35)に連れられて
 弘輝君が遊んだとされる大型遊具。いつもは滑り台に子どもたちの列ができるが、
 この日は閑散としていた。
 男児(5つ)を連れた父親は、事件にショックを受け「一人で遊んではいけないよ」と、
 あらためて子どもに教えたという。

 市民の姿はまばらな一方で、緊張した表情で園内を巡回する警察官の姿も。「犯人の
 見通しはまだつかんのですか」。夜は園内に寝泊まりするという男性(72)が不安げに
 つぶやいた。
 弘輝君が変わり果てた姿で見つかったトイレの外壁と柱の間。巻き尺を当てると、
 すき間は広い所で約55センチしかなかい。その窮屈な場所に、弘輝君は押し込まれた。

 そばにはツクツクボウシの鳴き声が漏れてくる、うっそうとした雑木林。弘輝君もあの時、
 同じ音、同じ光景を眺めたのだろうか。
 もう一度、周囲を歩いてみた。犬の散歩やウオーキングの人が行き交う舗装路からも、
 東側の森へのびる道からも、ちょうど、このトイレの一角だけが「死角」だった。

 午前10時半、公園職員がトイレの前に白く覆われた献花台を設置。オレンジジュースや
 菓子が、市民の手で次々と供えられた。タクシー運転手井上芳子さん(61)は「車で
 走っていたら自然と足が向いた」と、黄色いキクの花束を手向けると目に涙を浮かべた。
 幼い子どもの手を引いて、家族で手を合わせる光景も午後まで続いた。

 「ここは空気も眺めもよかでしょうが。ここに来る者は、幼子を殺せるはずないっちゃが」
 白い帆を立てて、公園西側の今津湾を滑っていくヨットを見ていた近所の男性(63)は
 やり切れないような表情を浮かべた。(一部略)
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/48760