【長野/珍味】ハチの子“大豊作”空揚げや甘露煮にして「秋の味覚を味わう会」開催…伊那

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上伊那地方で今年、ハチの子が大豊作−。

ハチが多く、刺されて病院に駆け込む人も多くなっているが、
伊那谷の秋の味覚の代表格とあって、ハチとり名人たちは、巣の採取に大忙しだ。
豊作を反映し、伊那市地蜂愛好会などが17日夜、同市の内ノ萱公民館で開いた
「秋の味覚を味わう会」には、12ものキイロスズメバチ(アカバチ)の巣が持ち込まれた。
会員がとってきたクロスズメバチ(地蜂)とともに、空揚げや甘露煮にされ、
“ハチ好き”を堪能させた。

味わう会は11年前、同公民館に近い小黒川渓谷キャンプ場に
アカバチの巣が多くあり、その駆除を兼ねて毎年開かれるようになったが、ここ数年は不作続き。
巣の確保に苦労してきた。ところが、
「今年はアカバチに限らず、地蜂も多く、例年にない豊作年」と、
小木曽大吉会長(65)。梅雨が短く高温で、営巣時期の天候に恵まれたからだという。

家の軒先や立ち木につくられるアカバチの巣は、今が旬。
地蜂の巣はこれからが大きくなる時期で、小木曽会長は「今年も10月26日にコンテストを開くが、いい巣がたくさん集まりそう」と期待していた。

http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20080919/CK2008091902000004.html
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20080919/images/PK2008091902100039_size0.jpg