【大分教員汚職】20万円分の商品券、のし紙に「御礼」 審議監の自宅で手渡し

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大分の教員汚職事件で収賄容疑で逮捕された
県教育委員会の教育審議監富松哲博容疑者(60)に、
異動に絡んで商品券20万円分を贈ったとされる
元義務教育課参事矢野哲郎被告(52)=贈賄罪で公判中=が、
問題の商品券に「御礼」と書かれたのし紙を付け、
大分市内の富松容疑者宅で手渡していたことが18日、県警の調べで分かった。

富松容疑者は商品券の受け取りを認めた上でわいろ性を
否認しているが、県警は、矢野被告の異動に便宜を図った
謝礼だった疑いを裏付ける事実とみて捜査している。

 調べによると、矢野被告は大分県佐伯市の小中学校校長から
県教委への異動が決まった3月、富松容疑者へ渡したとされる
20万円分の商品券を大分市内のデパートで購入。
その際に「御礼」の文字が入ったのし紙を付けてもらっていた。

関係者によると、矢野被告は富松容疑者の
自宅の住所を知らなかったため、以前から親しくしていた
元義務教育課参事江藤勝由被告(52)=収賄罪で公判中=
に頼んで教えてもらい、商品券を直接届けたという。
江藤被告は関係者に「矢野被告が富松容疑者に
金品を渡すとは知らなかった」と話しているという。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/118412.html?_nva=22