★市営住宅取り壊され、たばこコレクション失ったと提訴
・和歌山市が市営住宅取り壊しの期日を間違え、保管していた明治時代のたばこの箱など
たばこ関連のコレクション約2万4千点や父の遺骨などが失われたとして、住宅を借りていた
同市有家の自営業厚美義人さん(54)が、市を相手に約3255万円の損害賠償を求めて
和歌山地裁に提訴した。市は厚美さんが住宅を明け渡す前に、予定より約1カ月早く
取り壊したという。
厚美さんらによると、住宅には記念たばこや観光たばこの箱、日本専売公社(現・日本たばこ産業)の
支局の看板などを収蔵していた。公社に勤めていた父親が集め、79年から「和歌山たばこミニ
博物館」として一般公開。全国の愛好家が訪れていたという。
訴状によると、この住宅に1953年ごろから住んでいた父親が01年に死亡。厚美さんが
コレクションなどを相続した。市から05年に「約4年分の家賃約60万円が滞納になっている」と
連絡があり、協議の結果「06年4月末日に明け渡す」との覚書を交わした。
しかし、住宅は06年3月末ごろ、事前の確認もないまま取り壊され、中にあった物品が破棄された。
同年4月13日に厚美さんが現場を訪れて取り壊されたことを知り、市に抗議。市が謝罪したという。
市の担当者は「当時の担当者の間で伝達ミスがあった。しかし、住宅の明け渡し要請を再三
行っていた経緯もあり、裁判ではこちらの主張もしていく」としている。
厚美さんは「遺骨や仏壇が無断で捨てられたのはひどい話。父親のコレクションも貴重なもの。
全部返してほしい気持ちだ」と話している。
http://www.asahi.com/national/update/0917/OSK200809160128.html ※前:
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1221614021/