【裁判】「出棺の様子などが克明に見える」 男性が葬儀会館を提訴→フェンス工事と20万円の支払いを命じる…京都

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1鉄火巻φ ★:2008/09/16(火) 21:43:44 ID:???0
「ひつぎ見え精神に悪影響」 葬儀場に対策と賠償命令
2008年9月16日

 京都府宇治市に住む事務機器卸売業の男性(52)と家族が、自宅兼事務所のそばにできた
葬儀会館に対し、「出棺の様子などが克明に見え、日常生活や宗教的感情の平穏が侵害された」
などとして、会館のフェンスのかさ上げと50万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が16日、
京都地裁であった。井戸謙一裁判官は「日常生活に影響を受け、ストレスを抱いている」などと認め、
フェンス工事と20万円の支払いを命じた。

 判決によると、葬儀会館は茶畑があった場所で05年10月に営業を始めた。男性方は
幅約15メートルの市道を挟んで西側。2階からひつぎが搬入される様子や、遺族・参列者の
表情などが克明に見えるため、ベランダに布団や洗濯物を干すことを控え、窓やカーテンを
閉め切っている。

 判決は「一般に、生者は縁のない他人の葬儀には恐怖のみを抱く」と指摘し、男性側の被害が
我慢すべき限界を超えていると認定。葬儀会館に公益性があることや建築・営業に違法性が
ないことを考慮したうえで、「費用的にも工期の面でもさほど困難ではない」としてフェンスの
かさ上げを命じた。

 葬儀会館側の弁護士は「敗訴は承服できず、控訴を考える」と話している。(佐藤達弥)

asahi.com関西
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200809160088.html