県職員の不祥事が、また起きた。
11日、女性に対する強制わいせつ容疑で、県東部県土整備局の技術主任
礒部浩良容疑者(37)=藍住町勝瑞=が、徳島西署に現行犯逮捕された。
今年度に入って、県教委と合わせてすでに32人が不祥事で処分を受けており、
再三にわたる県の啓発や再発防止対策がまったく効果をあげていない。
同署によると、礒部容疑者は11日午前0時ごろ、徳島市中吉野町4丁目のドラッグストアの駐車場で、
同市内に住むパート従業員女性(21)が乗用車の中にいたところ、ドアを開けて、
下半身を触った疑いがある。調べに対し、礒部容疑者は「ムラムラしてやった」と容疑を認めたという。
礒部容疑者は公用車で女性の後をつけていたとみられる。だが、6年前に運転免許が取り消されており、
同署は道交法違反(無免許運転)でも立件する方針。
●「性悪説に立つ」
この事件を受け、飯泉知事は急きょ、同日午後に記者会見を開いた。
「県民の信用を大きく傷つけたこと、また被害に遭われた方に深くおわびを申し上げます」と陳謝。
礒部容疑者については、「懲戒免職は免れない」との見解を示した。
後を絶たない不祥事に、「性善説に立つのではなく、職員は(不祥事を)するものだという性悪説に立って、
思い切った改革をしていかなくてはいけない」と強い調子で述べた。
ソース:asahi.com
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000000809120003 ◇関連スレ
【徳島】薬局駐車場に停まっていた軽自動車のドアを開け、女性(21)の下半身触る 県職員(37)逮捕
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1221097190/ >>2へつづく
>>1のつづき
●抑止できず
県は、今年5月に元県職員の贈収賄事件が発覚後、懲戒処分に関する公表基準を改正。
不祥事の抑止にもつながるとの考えから、原則として公表してこなかった年齢に加え、免職、
停職の場合は名前も公表している。
さらに、再発防止対策検討委員会を設け、職員倫理や服務規律の徹底を職員に浸透させようとした。
外部から庁内の問題点を指摘してもらうため、有識者による県再発防止検討会議も発足。
8月下旬に提言を受け、改善を図ろうとする矢先だった。
●「どうすれば」
県は11日、職員の逮捕で対応に追われた。午後には緊急の各部次長会議を開き、14人が出席。
真木和茂・企画総務部長は「取り組んできた服務規律がまったく徹底されていなかった。
無力感を感じ、残念でならない」と肩を落とした。
公用車を使う職員や自家用車で通勤している職員の運転免許証を、今週中に確認するよう指示した。
一方、この日予定されていた、県土整備部の再発防止推進会議は延期に。
ある県幹部は「どうしたら不祥事がなくなるのか。正直、対策が見つからない」と嘆いた。