異常人気、富士登山

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1帰社倶楽部φ ★
今年7、8月の夏山2カ月間に山梨県側から富士山頂を目指した登山者は、24万7000人に達した。
要因は複数あるが、ひと夏にこれほど登るととんでもない者も出てくる。一方で世界文化遺産登録への
動きが加速する中で、自然保護に「登山を有料制に」との話も出てきた。 “2008夏・富士山”を総括した。

昭和56年以降の記録では62年の20万277人が最高だった。今夏は一気に記録を更新。排ガスから動植物を
保護するため、毎年8月中旬の2週間、5合目に通じる有料道路のマイカー規制を実施するが、規制もなんのその。
バスは通行可能で今年は平日でも3000〜8000人の登山者が入山した。“暑いと登山者が増える”というが、
暑さだけではなさそう。

ふもとの富士吉田市富士山課の分析だと、「今夏は山の天候が安定していた」ことが第1の理由に挙げられる。
シーズン中に日本の南海上で6個の台風が発生しているが、富士山には1個も接近していない。第2が「富士山の
世界文化遺産登録への動き」。これが注目度を高めた。「ガソリン高騰で“安近短”の富士登山が選ばれたこと」
も大きい。都内の登山用品店などでは退職した団塊世代に夏山登山を推奨。当然、目標は富士山だ。
一方でマイカー規制も好影響を与えたという。旅行会社などは「有料道路に自家用車が入らず渋滞がない分、
スケジュール通りの登山ができる」ことも挙げた。山小屋では快適な宿泊を“売り”に今夏から収容定員を厳守。
登山者が急増した背景には、こうした要因がある。このブーム、来年以降も続きそうだ。

[産経新聞]2008.9.9 02:22
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/yamanashi/080909/ymn0809090224000-n1.htm
つづきは>>2-