>>227 >>232 >墓の中は神聖な結界。そこで写経された仏様と骨が溶け合って、土に返っていくのがお墓でしょう。
>お墓ってのは土饅頭の上に動物が荒らさないように重い石を置いたのが始まりな。
真宗の方ですかね。引用した文章は貴方個人の信条というか、仮に基準とす
るものがあったとしても、普遍的な真理ではないでしょう。
仏教の本義からいえば、輪廻思想がある以上、遺骸にはさしたる意味がもた
れず、死者の為に再三墓参や魂祭を行う必要もない訳ですが。
しかし、実際には貴族層で墓参(定着は「家」ごとに墓が分かれた鎌倉以降)
が行われ、大晦日には故人の霊を祀ることがあった訳で。
主に儒教思想の影響があったと言いますが、個人的な心情も働いたでしょう。
墓を築くか築かないか(そもそも墓を無用として散骨を願った例もある)、
築いてどう扱うかはそれぞれの例によるもので、一概には言い切れません。
墓が「重い石を置いたのが始まり」と仰いますが、史料的に確認できますか。
そもそも死骸を荒らされたくないというのであれば、それは死体自体に人格
を認めていることになり、輪廻という仏教の原則から外れます。