【大分】辞職を選択しなかった教師5人に強制採用取り消しに うち3人は臨時講師を希望…教員汚職事件

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1お元気で!φ ★
 県教育委員会は七日午前、二〇〇八年度教員採用試験で点数改ざんにより
教員となった二十一人(一人は既に辞職)に対する採用取り消しと辞職を
決める臨時会を開く。これまでに十五人が辞職願を出しており、残る五人が
採用取り消しとなる見通し。

 県教委は八月二十九日の臨時会で対象者の採用を取り消す方針を決めた際、
自ら辞職することも選択肢の一つにした。対象者には改ざん前後の点数を示し、
採用取り消しを伝えていた。

 採用取り消し、辞職となった教員はいずれも、臨時講師として教壇に立つ
ことができる。これまでに辞職を選んだ十五人中十人、採用取り消しとなる
五人中三人が臨時講師を希望。採用取り消しと辞職のどちらを希望しても、
臨時講師としての採用に不利益はないという。

 辞職を選んだ場合、勤務を始めた四月以降の教員歴はそのまま残り、年金も
引き継げるが、勤務実績が少ないため、退職金は発生しない。

 強制的に採用を取り消された場合、四月以降の勤務実績が残らず、教員だった
存在自体が消されることになる。年金は掛け金が払い戻されるが、空白の状態に
なる。このため、さかのぼって厚生年金に加入し、県教委が事業主分を負担する。
退職金はないが、労働基準法上の解雇予告手当(給与三十日分)が出る。
 
 県教委によると、辞職願を出していない五人のうち、四人は採用取り消しと
なることを選んだ。一人はどちらを選択するか意思表示しないまま、採用取り消し
になるという。

▽大分合同新聞
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2008_122074884924.html