図書館への移転統合問題がすぐわかるQ&A
http://homepage3.nifty.com/jibun-ouen/004.html Q. 図書館に移転・統合ではなぜダメなの?
A. 児童文学館は「本の博物館」のようなものであり、「図書館」とは機能が違うからです。
児童文学館では資料を調査研究し、出版された最初の状態で保存して、
次世代に引き継ぐことが目的です。研究員が居なくては成り立ちません。
Q. 他の図書館や出版社にも、本はあるのでは?
A. 児童文学館の所蔵資料数は約70万点。日本最大、世界でも有数のコレクションです。
東京の国立国際子ども図書館所蔵の約40万点をはるかに超え、日本でここにしかない資料もたくさんあります。
また出版社では、本を全く保管していない出版社もあり、保管してあっても簡単にはその資料を閲覧できないのが普通です。
Q. 東大阪市の府立中央図書館に移転させると、いくらかかるの?
A. 中央図書館書庫改修費(自動書庫代)は約3億円、建物撤去で約1億円、資料移転運搬に約3千万円。
合計約4億3千万円以上という試算です。
さらに検索システム統合費やブックカバーなど図書装備費等の膨大な追加費用も発生。
また現在中央図書館には30万冊分の余裕しかありません。
仮に40万点分を整理し収蔵したとしても、すぐに収蔵庫の増改築費用が発生します。
Q. 毎年もらっていた出版社の2千万円相当の寄贈本、民間から7千万円の寄付金は?
A. もったいないことに、どちらもなくなる予定です。
Q. なぜ大阪府が収集しないといけないの?
一都市でできるレベルのことではなく、国がすべきことなのでは?
A. 1980年、児童文学者の鳥越信さんの12万点のコレクションを大切に保存し、
ひきつづき資料を集めていくという約束をして、大阪府はそのコレクションを譲り受けました。
そんな大阪府を信用して、児童文学館にはその後も貴重な資料がたくさん集まってきているのです。