新たに発覚!国産の汚染米も転用
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/mbs/20080909/20080909-00000029-mbs-loc_all.html 農薬やカビを含んだ輸入米を食用として販売していた大阪の三笠フーズが輸入米だけでなく、
政府から購入した国産の汚染米も食用に転用していた可能性があることが新たにわかりました。
三笠フーズは農薬成分のメタミドホスやカビが含まれた中国産の汚染米を工業用に使うという条件で
国から買い取っていましたが、これを食用に転用して販売し、一部は菓子や焼酎などに加工されていたことが
これまでにわかっています。
しかし、関係者の話から新たに輸入米だけでなく国から買った国産の汚染米を食用の米に混ぜて
グループ会社を通じて業務用として販売していた可能性があることがわかりました。
輸入米は見た目や質で国産米に混ぜると不正が発覚することから加工用に回し、
国産の汚染米はカビを取り除いて食用米に混ぜた疑いがあるということです。
三笠フーズは国が備蓄していて水に濡れるなどしてカビが生えた汚染米を2003年度から
4年間であわせて2,930トン購入していて現在、社内調査を進めています。
また、三笠フーズが国から買った汚染米を大阪府内の業者を通じて正規の米と思って購入していた
奈良県内の穀物加工業者がVOICEの取材に応じました。
この業者は菓子用の材料に加工する直前で問題が発覚したため、仕入れ業者に返却したということです。
「もしこれがユーザーまで行ってると我々も責任もある。それを思うとゾッとする」(穀物加工会社の責任者)
農林水産省は、8日に引き続き9日も、国から汚染米を買った業者の調査を進めています。