【社会】 「切符おかしい」 都営地下鉄駅員、子供用切符使おうとした女子高生を休憩室に連れ込みレイプ未遂…東京・御成門駅★13

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853御成門
 「ちょっと話をさせてもらうから」そう言われて、歩美は駅の休憩室に連れて行かれた。
 畳三畳分しかないスペースに、白いテーブルとパイプ椅子が四脚置いてあるだけの、
狭い狭い部屋だった。何か会議をする部屋なのだろうか、
それとも休憩室というやつだろうか。歩美にはよくわからないが、
なんだか大人の臭いのする部屋だった。
 部屋に入り、パイプ椅子に腰掛けると、駅員が「少し待っていて」と言って部屋を出て行った。
ホワイトボードに貼られたよくわからない時刻の羅列や、安全週間!
と書かれた間抜けなデザインのポスターを見ているうちに、歩美の心は落ち着いてきた。
謝れば、許してもらえるかもしれない。事情を説明し、お金がなかった事を伝え、
もうしませんと謝れば、しぶしぶ許してもらえるだろう。そんな気がしてきたのだ。
 駅員が戻ってきたら、精一杯申し訳なさそうな顔を見せてやろう。
そう思って歩美は駅員を待ち構えた。
 五分ほどして、駅員が休憩室に戻ってきた。
「ちゃんといるね」
 と、安心したような表情を見せながら、駅員は言った。
「悪いけど、ちょっと調べさせてもらうから」
 そう言って、駅員は歩美の隣に立った。