【社会】 「観光大使に自衛隊員?…観光のベースは平和だから、市民感覚的におかしいのでは」…久留米観光大使認定に、疑問の声も

このエントリーをはてなブックマークに追加
1☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★
★「久留米観光大使」を新設 陸自幹部候補生200人認定 効果に疑問の声も

・久留米市の久留米観光コンベンション国際交流協会は1日、「久留米観光大使」制度を設け、
 第1弾として陸上自衛隊幹部候補生学校(同市高良内町)の幹部候補生約200人を認定した。
 同協会は「同校は全国唯一の学校で、生徒は全国から集まり、卒業すれば全国で久留米を
 PRしてくれる」と意義を強調する。しかし実力部隊である自衛隊の観光大使認定に、専門家
 からは効果への疑問の声も上がっている。

 認定されたのは、今年4月に入校し、今月卒業する幹部候補生。7月に市民ボランティアから、
 同市田主丸町の巨峰園や筑後川花火大会など地元の観光の講習を受けた。

 同協会は「卒業後の任地先で、久留米の食文化などをアピールしてほしい」としている。

 これに対し、九州産業大の千相哲(そうてつ)教授(観光学)は「観光大使制度そのものは
 いいこと」とした上で、「観光には平和という考えがベースにあり、自衛隊は市民感覚からすると、
 観光とマッチしないのではないか。自衛隊員の活動を考えると、マーケットも大きくなく、
 どこまで効果があるか疑問」と指摘する。

 同協会は、今後企業などから依頼があれば、社員などを観光大使に認定していくという。
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/44979

※画像:認定証を受け取る陸上自衛隊幹部候補生学校の幹部候補生
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20080902/200809020014_000.jpg