市長選候補者が告示後もブログ、選管注意無視し他候補批判も
24日告示、31日投開票の鹿児島県阿久根市長選で、候補の一人が告示後も自身のブログ
(日記形式のホームページ)を毎日更新し、主張や個人演説会の日程などを伝えている。
市選管は「選挙違反の疑いがある」と更新停止や内容の削除を求め、連日注意しているが、
候補は「公職選挙法には抵触しない」と応じていない。総務省選挙課は「市選管の指導に
従ってほしい」と話している。
阿久根市では3期務めた現職が引退を表明し、市長選は無所属新人4人の争いとなっている。
ブログの更新を続ける候補は2003年からインターネット上にブロクを開設。
ほぼ毎日内容を改め、市政への問題提起をするなどしてきた。
市長選告示後も毎日更新を続けており、28日の更新分では、他の候補者について
「市を転落させてきた責任を分かっておらず、選挙に出る資格さえない」などと
批判している。
公職選挙法では選挙期間中、法定外の文書、図画の頒布や掲示を禁止している。市選管は
「選挙期間中のブログ更新は公選法の違反に当たる恐れがある」として、25日以降、職員が
ブログの更新を確認したうえで選挙事務所に電話を入れたり、スタッフに直接会ったりして
更新停止や更新分の削除を指導している。しかし候補側は応じないという。
(2008年8月28日��読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20080828-OYS1T00509.htm