【ネット】Google、私道内に侵入したとして非難される--Street Viewをめぐって★2
例えばの話だが
・自動車に目的地をインプットするだけで運転手要らずで目的地に向かわせる技術
・渋滞を無くす方法
が現在研究されているという。当分先のことかもしれないが、もし実現したとしたら
多数の撮影車を走らせてあらゆる道路を巡回させ、画像を無線で飛ばすことで
殆どリアルタイムに更新されるストリートビューを「技術的には」作ることが可能となる。
もちろん
「現状のストリートビューを容認することは
将来現れるかもしれないリアルタイムストリートビューを無条件で容認することと同じだ」
と短絡的な主張をしたいわけではない。
ただGoogleはリアルタイムストリートビューを作るかもしれないというSFチックな話など
貧困な想像力と知識しか持ち合わせない俺にはストリートビューが実現される姿を知らない5年前には発想できなかったし
誰かが話すのを耳にしたとしてもどこか遠い世界のできごとのように思ってただろう。
技術者でもSF作家でもネットのヘビーユーザでも無い国民の想像力および情報収集能力の限界と
立法機関の手続きの慎重さによって、技術の進歩に法整備が追いつかず、
ゲリラ的に技術の運用が開始され、既成事実を作ってしまい、
その結果仮に国民感情が認めないサービスであったとしても
なし崩し的に容認せざるを得なくなる、
というのを容認することは俺にはできない。
技術を賛美する文脈でよく聞くように画期的な技術が生活の質を大きく変えてしまう可能性があるというなら、
その運用にあたっては予め国民感情に関する十分な議論と配慮が必要だったのではないか。
メッセージを発することを殆どせず、
たまに何か言ったと思ったらプライバシーの揶揄だったりするGoogleの態度には
「技術の分からぬ愚民の考えることなど配慮する必要は皆無」という傲慢が見え隠れする。
長文書いてすっきりしたから寝る。