【社会】事故を装い妻(28)を殺害した疑い…42歳の夫に逮捕状 - 愛知

今年６月、愛知県犬山市の木曽川に転落して水死した主婦（２８）は夫に殺害されていた
疑いが強まったとして、愛知県警は２６日までに、中部電力社員の夫（４２）＝同県稲沢市
下津北山町＝について殺人容疑で逮捕状を取った。捜査１課や犬山署は、現場から凶器とみられる
スタンガン（高圧電流銃）が発見されたことなどから、夫が水難事故を装って妻を川に
落とした可能性が高いとみて２７日にも本格的な捜査に乗り出す。
県警によると、夫に対する逮捕状の容疑は、今年６月８日午後３時１５分ごろ、犬山市栗栖の
木曽川左岸で、スタンガンで妻に電気ショックを与え、川に突き落として殺害した疑い。
現場は川岸の岩場に水がたまったようなところで、水深は約５０センチほどしかなく、
「おぼれて死んだ」という当初の夫の説明に矛盾点が多く、県警が捜査を進めていた。
司法解剖の結果、主婦の死因は水死と判明したが、遺体には左足の付け根に擦り傷が
あったほか、一部にやけどのような跡が見つかったという。
県警が取材に明らかにしたところでは、２人は約２年前から別居。事件当時は離婚調停中で、
慰謝料のほか２歳の長男の親権や養育費をめぐってトラブルになっていたという。
夫は別居後も妻子とは定期的に会っていたという。
夫が警察や消防に説明したところによると、木曽川へは家族３人で遊びに来ていて、
川付近で道に迷ったため、夫が妻子を待たせて道を探しに行ったところ２人が川に転落。
夫は長男を先に助け、その後、主婦も助けたがすでに意識はなく、近くの
犬山市野外活動センターに助けを求めた、という。
しかし、現場が散歩には適さない危険な岩場だったほか、現場からスタンガンが
発見されたことから、県警は事件性が高いと断定。近く夫に出頭を求め、当時の状況を
詳しく取り調べる方針だ。

*+*+ asahi.com 2008/08/27[**:**] +*+*
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