世界一長い焼き鳥、香川参戦に川俣町困惑
「世界一長い焼き鳥」の戦いに讃岐から参戦――。30日に高松市香川町である
「ひょうげ祭り」の前夜祭で、長さ23・5メートルの世界一長い焼き鳥づくりに挑戦す
ることになった。これまでの記録は21メートル。ところが、同じ日に初代記録保持者の
福島県川俣町が22メートルに挑戦することが先に決まっていた。突然の参戦に
「寝耳に水」と驚く相手を横目に、ひょうげ祭りのイベント実行委は「世界記録として
ギネスブックに申請したい」と張り切っている。(筋野茜)
ひょうげ祭り(9月14日)は農作物などでつくった祭具を身につけて練り歩く伝統の
奇祭。今回、地元の有志らでつくる「香川町イベント実行委員会」が祭りを広くアピールしようと、
30日午後4時からの前夜祭で、県産の「讃岐コーチン」を使った世界一長い焼き鳥づくりを
企画した。
焼き鳥の長さを競うイベントはもともと、03年に川俣町が地元の川俣シャモのPRの
一環で長さ10メートルの焼き鳥に挑み、成功したのが始まり。その後、備長炭の産地の
和歌山県日高川町や、人口あたりの焼き鳥店数が全国トップクラスの山口県長門市などが
参戦し、記録を競いながら交流を深めてきた。記録に挑戦するときは、焼き鳥店などで
つくる「全国やきとり連絡協議会」(全や連)から審査員を招き、「国産の1本の竹に刺す」
「地元産の肉を使う」などの公式ルールで戦う。
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