(CNN) 米大統領選で民主党候補の指名獲得が内定しているバラク・オバマ上院議員は、
共和党の指名が確実なジョン・マケイン上院議員を支持率でリードしているものの、ここ数日で
差が半分に縮小したことが、CNNの最新調査で19日明らかになった。
CNNが最近全国で行われた複数の世論調査の結果を平均したところ、オバマ氏は現在、
マケイン氏の支持率(43─46%)を3ポイントの小差で上回っている。しかしオバマ氏の支持率リードは
7月中旬に8ポイントで、1週間前には6ポイントだった。
マケイン氏は、オバマ氏の大統領への準備姿勢を疑問視するとともに、グルジア紛争を受けて有権者の
間に再浮上した国土安全保障問題に訴えかけ、オバマ氏への攻勢を強めた。CNNの政治記者は
、「グルジア紛争で外交政策が新たに注目を集めたことや、海底油田掘削問題などでマケイン氏がオバマ氏
を積極的に攻めたことによるものだろう」とコメントした。
19日夜に発表された米紙ロサンゼルス・タイムズと経済専門通信社ブルームバーグの合同世論調査結果によると、
オバマ氏のリードは誤差範囲のわずか2%に縮小した。CNNはこの調査結果に、米クイニピアック大学や調査会社
ギャラップ社による新たな調査結果を加えて平均した。
民主党全国大会は25─28日、コロラド州デンバーで開かれる。副大統領候補の人選や大統領候補への
正式指名など、オバマ氏関連の明るいニュースがこの1週間で大幅に増えると予想され、支持率低下傾向に
歯止めがかかる可能性が指摘されている。
ソースCNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200808200022.html