【国際】中国「偽物天国」、五輪中も横行 店頭からは消えたが… 「店頭に偽物を置かなければ何も問題ない」と店主

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1合掌...@窓際記者こしひかりφ ★
★店頭からは消えたが…中国「偽物天国」、五輪中も横行

北京五輪開催中の偽物販売の取り締まりを強化している中国で、当局と販売
業者とのいたちごっこが続いている。
偽ブランド品を扱う業者たちは店頭から撤去した「商品」をスーツケースなどに
詰めて持ち歩く。中国政府は知的財産権を保護する姿勢を外国人向けにアピール
しているが、「偽物天国」ぶりはなかなか改まらないようだ。

五輪選手らも買い物に訪れる北京中心部の商業施設「秀水街(英語名・シルク
マーケット)」。ある店先で「ブランド品は無いか」と聞くと、偽物がつまったスーツ
ケースを開けてくれた。値段交渉をすると「グッチ」の意匠に似せた女物の財布は
50元(約800円)、「シャネル」に似たマークの付いたハンドバッグが100元まで
下がった。その場に無い商品でもカタログから選べば5分もしないうちに倉庫から
持ってきた。

商業施設の運営者も偽物販売に対する罰則を強化しているが、店主は「店頭に
(偽物を)置かなければ何も問題ない」と気にしていない様子だ。

中国政府は7月下旬、北京、上海、青島など競技が開催される6都市に「五輪期間
中の知財保護に全力を」と通達した。特にホテルや競技場、繁華街、空港周辺など、
外国人の目に触れやすい場所での取り締まりを厳しくした結果、店頭からは偽ブランド
品や違法コピーDVDなどはほとんど姿を消した。

だが、偽ブランド品を扱っていた店の多くは、五輪期間中も商品を棚の中や倉庫など
に隠して営業を続けている。まして、競技の開催場所ではない深センなどの都市では
以前と同じく堂々と偽物が売られている。(センは土へんに「川」)

中国では8月からジャッキー・チェンが「偽物を買わないで」と呼びかける外国人向けの
広告が流れている。知財保護に向けた取り組みを強調すると同時に、「外国人が買い
求めるから根絶できない」という中国政府の主張をアピールする狙いもありそうだ。

>>>http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/news/20080820-OYT1T00565.htm(一部略)