【皇室】 秋篠宮さまご夫妻と眞子さま・佳子さま、学童疎開船に関する企画展をごらんになる
週刊朝日 2008.8.22
秋篠宮ご一家 高まる「存在感」
秋篠宮家の存在感が、じんわりと増している。7月には、皇室の先頭を切って岩手・宮
城内陸地震の被災地を訪問し、日本赤十字社の献血大会には皇太子ご夫妻のピンチ
ヒッターとして紀子さまが出席。さらに今月10日から那須御用邸で“異例”のご静養―
いまご一家の動きが注目を集めている。
栃木県那須町に走る県道から木立に囲まれた側道に入ると、栃木県警と皇宮警察が
厳重に警備を続けるゲートが見えてくる。東京ドーム100個分を優に超える敷地にひっそ
りと立つ2階建ての洋館は、病気を患った大正天皇の静養を目的として1926(大正15)
年に建てられた那須御用邸である。大正天皇没後も、「本邸」と呼ばれるこの洋館は、と
きの天皇の滞在時に利用されてきた。その奥に立つ和風の平屋は、皇太子家が滞在す
るための「附属邸」と呼ばれる建物だ。
その御用邸に、秋篠宮ご一家が8月10日から5日間ほど滞在するという話に、“異例”と
の声が出ている。秋篠宮家は過去に幾度となく御用邸を利用してきたが、今回は初めて
ご一家だけで泊まるというのだ。
皇室ジャーナリストの松崎敏弥氏が言う。
「御用邸はあくまでも天皇のための静養施設ですから、両陛下の滞在時に合流する形
をとるのが普通です。単独で宮家が滞在することは基本的にはありません。唯一、皇太
子ご一家は単独での滞在が可能ですが、それも天皇のお許しを得ることが前提で、本
邸ではなく附属邸に泊まります」
秋篠宮家には、皇位継承順位2位の秋篠宮文仁さまと3位の悠仁さまがいる。それだ
けに今回、
「秋篠宮家が御用邸を使うことを許されたのか」
との見方も出た。秋篠宮家が“底上げ”されたような印象を受けたのだろう。
さらに興味深いのは今回、秋篠宮ご一家が泊まる施設だ。両陛下が滞在する本邸に
は、天皇のお子さまが泊まる「皇子御殿」と呼ばれる離れがある。だが、今回は「供奉員
宿舎」と呼ばれる宮内庁職員用の建物に泊まるという。
「本邸と同じ年に建てられた築82年の木造2階建てで、どこもカビ臭く、まだ耐震工事もこ
れからという古い建物です。しかも、お泊りになる部屋は職員が研修などに使用する畳敷
きの大部屋ですし、職員と同じトイレや風呂をお使いいただくことになります。せめて念入
りに掃除をして畳を取り換えるぐらいの応急処置しかできず、申し訳ない思いです」(宮内
庁職員)
663 :
名無しさん@九周年:2008/08/21(木) 23:53:56 ID:GslFdNa40
もう盆暗一家には何も告げず好きなだけ遊ばせといて
水面下でゆっくり物事を進めて欲しいわ
そんである日突然、盆暗一家には
「はい、あんたら今日から敬宮家ね」と言って
一宮家になってもらい、秋篠宮ご一家が東宮家へと
室では「ご身位が違う」という言葉がよく使われる。何ごとにも格付けの違いは大き
いという意味だ。今回、同庁幹部が「皇子御殿をお使いください」と勧めたにもかかわら
ず、ご夫妻は遠慮したのだという。
「天皇、皇后両陛下、皇太子ご一家という内廷皇族その他の宮家との間には厳格な
線引きがあります。それぞれの立場に、ふさわしい行動の遵守を要求されます。例えば
、皇太子さまと雅子さま、愛子さまが皇居に両陛下を訪ねるときに入るのは皇族専用の
半蔵門。一方で、秋篠宮家の場合、秋篠宮殿下と紀子さま、眞子さまと佳子さま、悠仁
さまは原則として職員や一般の来訪者が使う乾門を使います」(松崎氏)
栃木県の御料牧場でも、両陛下や皇太子ご一家は貴賓室に泊まるのに対し、秋篠宮
ご一家は隣接の職員宿舎を使う。さらにいえば、宮家の職員数は、皇太子ご一家の世
話をする東宮職員に比べ、4分の1程度だ。
それだけに、悠仁さまのご誕生以降、宮家を支える環境が十分ではないのではない
か―との指摘が識者や国会議員などからもあがっている。だが、こうした“擁護”の声は
秋篠宮家の置かれた立場を難しくしているという側面もある。
「特に、悠仁さまご誕生のあとは、皇太子家に比べて、秋篠宮家がいち宮家の立場を
超えないように、控えめに過ごすことを意識していたように感じます。しかし、病気療養
中の雅子さまが公務につけない以上、皇太子さまの単独公務にも限界があります。秋
篠宮家の公務が増えるのは自然な流れで、その結果、存在感がじんわりと増してきた
のでは」(別の皇室ジャーナリスト)
実際、ここ最近、秋篠宮家の公務は強行日程が続いている。
たとえば、栃木県で7月17日に開催された日本赤十字社の献血大会には、紀子さま
が出席した。
献血大会は、平成以降、両陛下から皇太子ご夫妻が引き継いだ公務で、雅子さまが
療養に入ってからは皇太子さまひとりの出席が続いていた。日本赤十字社の名誉総裁
は歴代の皇后が務めるため、いずれ雅子さまが皇后ともなれば、その地位も引き継ぐ
ことになり、大事な公務のひとつである。だが今年は皇太子さまのスペイン訪問に重な
り、雅子さまも出席が厳しい状況だったため、紀子さまが代わりに出席した経緯がある。
平成の御世で日本中がいや世界中が
廃太子の儀という、現代王朝絵巻の目撃者になるだろうな。
皇紀2600年の伝統に恥じない華麗な〆を期待しまつ。
プリンセス・キコ 米国の教材本に
さらに翌18日からは、ご夫妻で青森県での高校馬術大会の視察などを1泊2日でこ
なし、赤坂の宮邸にとんぼ返り。20日は岩手、宮城両県で「岩手・宮城内陸地震」の
被災者を見舞った。この日そのまま岩手県にとどまり、その後2日間にわたって同県
大船渡市の「海フェスタ記念式典」などに出席した。
帰京後も、連日平均二つか三つの公務をご夫妻でこなし、明治天皇例祭の儀とい
った祭祀にも参列。8月3〜4日には、ご夫妻は長女の眞子さまを伴い神戸市で開催
されたボーイスカウトの式典に出席し、活動を視察。6〜7日もやはり眞子さま同伴で
群馬県での地方公務をこなした。
「なかでも、発生間もない被災地を皇室で最初に訪れ、お見舞いしたことには驚きま
した。平成に入ってから宮家が両陛下に先んじたことはないと思います。極めて珍し
いことであり、『両陛下の名代では』との声さえ出ました」(松崎氏)
だが、周辺がささやく「名代説」を打ち消すように、宮内庁次長は会見で、
「岩手県で行われる公務に付随したお見舞いである」
とわざわざ言及するなど“他意”のないことを強調した。秋篠宮家に近い関係者も言
う。
「ご夫妻自身も、特別な意味を深読みされることを憂慮しているようです。いち宮家と
してでしゃばりすぎという印象を周囲に与えないよう、気を使われているのでは」
そんな気遣いをよそに、海外でも興味深い動きがあった。米国の出版社コクラン・パ
ブリッシングが今年7月、「クイーン&プリンセス」という子ども向けの学校教材本シリ
ーズで、紀子さまを主人公にした一冊の本を発売したのだ。この本を担当したジョン・
ローム氏がこう説明する。
「6人の妃をそれぞれ主人公とした6冊シリーズのうちの1冊です。フランスのマリー・ア
ントワネット王妃や、女優からモナコ王妃となったグレース・ケリー、英国のダイアナ妃
を取りあげたなかで、アジアの妃を米国の子供に紹介したかった。プリンセス・マサコ
ではなくキコなのは、普通の庶民の家庭出身という点と、将来の天皇の母になりそうと
いう点が選定の理由です」
これまで海外で報じられる日本の皇室報道は、雅子さまが中心だった。ここでも秋篠
宮家が存在感を増している―ということなのだろうか。