【国際】自殺した飼い主の傍を6週間離れなかった犬 - アメリカ

このエントリーをはてなブックマークに追加
コロラド州北東部のポーニー国立草原で10日、男性の自殺体が見つかった。
死後約6週間と見られ、遺体のすぐそばには飼い犬のジャーマン・シェパードが
衰弱した状態で見守っていた。
現場はデンバーの北東約120キロで、遺体はラサール在住の
ジェイク・ベイジンガーさん(25)と判明した。
遺体のそばにいたシェパードのキャッシュは、やせ細って脱水症状を
見せていたが、野ネズミやウサギを食べて生き延びていた模様。
キャッシュが見守っていたおかげで、コヨーテなどが遺体を食い荒らすことは
なかったという。
検視官事務所は、死因はまだはっきり分かっていないが、遺体の近くに
銃が落ちていたことなどから自殺と見ている。
ベイジンガーさんの妻サラさんは、ジェイクさんの行方が6月28日から
分からなくなったと届けを出し、警察などが周辺を捜索していた。

なかなかベイジンガーさんの行方は分からなかったが、先週末になって
近郊の牧場主キップ・コーニッグさんがキャッシュと見られるイヌを目撃。
周辺を捜索して、ベイジンガーさんの遺体と車を発見した。
コーニッグさんによると、キャッシュは運転していた車の後を走って
追い掛け、車を止めると前部座席に乗り込んできたという。
「飼い主の居所を伝えようとしていると感じた」と話している。
サラさんは、「6週間にわたって夫を捜していました。こんな結果になって
欲しくなかった。でも、とにかく終わりました」と語った。
キャッシュはベイジンガーさん宅に戻り、仲良しの2歳になる息子レーン君と
再会した。

*+*+ CNN 2008/08/13[**:**] +*+*
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200808130010.html