北京五輪開会式で、中国国旗が五輪メーン会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に
入る際、9歳の少女が革命歌曲を歌う場面が、実際は別の7歳の少女が
歌った“口パク”だったことが12日、分かった。
中国の通信社、中国新聞社が同日伝えた。開会式の音楽を担当した
中国の著名作曲家、陳其鋼(ちん・きこう)氏は「対外的な印象を考えた。
国家利益のためだ」と説明しているが、国内からも批判の声が出ている。
2006年トリノ冬季五輪開会式ではイタリアのテノール歌手、
故パバロッティ氏の熱唱が後で口パクと判明したことがあるが、
声が全く別人なのは極めて異例。開会式では花火の映像が合成だったと
判明したばかり。
開会式の際に革命歌曲「歌唱祖国」を歌った画面が放映されたのは
林妙可さん。お下げ髪で笑顔を絶やさずに歌う様子がメディアで
反響を呼び「微笑の天使」と大きく取り上げられたが、実際に
歌っていたのは小学校1年の楊沛宜さんだった。
*+*+ 産経ニュース 2008/08/12[**:**] +*+*
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080812/chn0808121907007-n1.htm