農水省、輸入小麦値上げ検討 最大20%、食品価格に影響も
農林水産省は11日、輸入小麦を製粉会社に売り渡す価格を10月から引き上げる方向で検討に入った。
引き上げ幅は最大20%で調整している。輸入小麦を原料とするめん類やパンなどの値上げにつながる可能性がある。
輸入小麦は4月に30%値上げしたばかりで、現在は平均で1トン当たり6万9000円。
昨年12月から今年7月までの買い付け期間に小麦相場の国際価格が最高値を付けたため、
輸入小麦の政府買い入れ価格も大幅に上昇。農水省は民間への売り渡し価格を再度引き上げる必要があるとみている。
4月は全銘柄を同じ幅で値上げしたが、今回は銘柄ごとの市況を詳しく点検し、個別に値上げ幅を決める案も検討している。
北海道新聞 (08/11 10:46)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/110568.html