【社会】「夕刊フジと須田慎一郎に告ぐ」デヴィ夫人が外務官僚のホテル代踏み倒し問題で反論…「なぜ、あれ程世論誘導するの?」★2

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309名無しさん@九周年
しかし、Aには当時のオウム真理教の仲間や信者たちが誰も知らない秘められた経歴があったのである。それは、私を驚かせるに十分なことがらだった。
Aがオウムに入信する直前の数年間の詳細は不明である。なぜなら彼は日本にはいなかったからである。しかし、いま判明している彼の経歴だけでも、十分に驚くに価するだろう。なんと彼の前歴は、チュチェ思想国際研究所の事務局員だったのである。
チュチェ思想国際研究所といえば、北朝鮮の指導的思想である「チュチェ(主体)思想」の宣布と、金日成主義の国際的なネットワークづくりを任務としている組織である。
いわば、金日成主義者、チュチェ思想信奉者のあいだでも、一種のエリートであると言わねばならない。 
金日成主義のエリートと新興宗教集団・オウム真理教どの組み合わせは、本来、水と油のようなものであるはずなのだ。なぜなら、北朝鮮の国家思想は、宗教をアヘンとして否定し、害毒を流すものとして規定していたはずだからである。
そのチュチェ思想のエリートたる国際研究所のメンバーだった人物が、身分を隠すようにしてオウム教団に入っていた、というのは穏やかではない。
なぜなら、ふつう、チュチェ思想国際研究所のメンバーといえば、思想的に堅固で、金日成に対する忠誠心を持ち、優秀な理論活動をなしたものでなければならないからである。
また、諸外国の金日成主義者やチュチェ思想研究団体の横の連絡を任務とするため、いくつかの外国語にも堪能でなければならない。
どのような苦境にあっても金日成首領を讃え、その思想を宣布し忠誠を尽くすものでなければならない。
しかも、金日成主義者の常として、自らの思想を相手に理論的に説明するのではなく、知らず知らずのうちに誘導する技術を持っていなければならない。