堺市と学校法人・関西大学(吹田市)は7日、堺市内に平成22年春に設置する関大新学部
「健康文化学部」(入学定員300人)に関する基本協定書に調印した。市立高校校舎と校地の
無償貸与を受ける大学側は地域貢献協力資金として、市側に5億円を提供する。
健康文化学部は閉校する同市堺区の市立商業高校に新設。研究内容は、健康とユーモア科学
▽健康福祉▽スポーツ領域▽身体文化領域−で、健康とユーモア科学では、関西のお笑い文化の
研究も行うという。
堺市内のホテルで実施された調印式には、木原敬介市長や森本靖一郎理事長、河田悌一学長ら
関係者12人が出席。基本協定書によると、両者は健康、福祉、産業、環境、文化、歴史分野で
地域連携協議会を設置する。
木原市長は「連携を密にして大学の活動成果を地域振興につなげ、相互に発展していくよう
取り組みたい」と強調。森本理事長は「南大阪に拠点を構えることで、活動のフィールドが
飛躍的に広がる。さまざまな分野で協力体制を築いていきたい」と述べた。
◎堺市
http://www.city.sakai.osaka.jp/