27日午後0時50分ごろ、滋賀県彦根市の琵琶湖岸で開催されていた「鳥人間コン
テスト選手権大会」(読売テレビ放送主催)の会場で、高さ約10メートルのスタート
台を撤収する作業をしていた作業員や番組関係者の男性3人が、突風にあおられてめく
れ上がったベニヤ板に当たり、肩を骨折するなどのけがを負った。
彦根署によると、大阪府枚方市の男性会社員(26)が、手のしびれなどを訴え経過
入院。滋賀県甲良町のとび職の男性(38)が右肩を骨折するなどのけが、大阪市中央区
の男性会社員(29)がかすり傷を負った。
突風でめくれ上がったのは、約10メートルの高さの琵琶湖上に、板や鉄骨で組み立
てられたスタート台(約20メートル四方)の先端約12メートル四方に敷き詰められ
ていたベニヤ板。主催者によると、大会終了直後の午後0時半ごろから、スタート台な
どで約10人が撤収作業を開始していたという。
彦根地方気象台によると、滋賀県内では同日午後1時10分ごろ、竜巻注意情報を
発令。彦根市では、同19分ごろ、最大瞬間風速21・4メートルを観測していた。
読売テレビ放送総合広報部は「3人の作業員がけがをする事態となり、大変申し訳ない。
今後安全確認をより一層徹底していく所存です」とコメント。同大会は、自作した
人力飛行機により飛行距離や飛行時間を競う大会。昭和52年から毎年行われており、
今回で32回目。競技は26、27日の両日、同市の会場で行われていた。
■ソース(産経新聞)(7.27 20:41)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080727/dst0807272039015-n1.htm