地域紙「伊那毎日新聞」、広告収入減で今月末に休刊
伊那毎日新聞社(長野県伊那市)は24日の取締役会で、日刊地域紙「伊那毎日新聞」を
今月末で休刊することを決めた。
9月30日の臨時株主総会で、会社の解散を決める。
1955年2月、抵抗器製造販売会社「KOA」(伊那市)創業者で元衆院、参院議員の
故向山一人氏らが創刊。月曜日を除く毎日、タブロイド判の朝刊を約1万部発行し、
伊那、駒ヶ根両市の市政や街の話題などを報じてきた。
同社によると、今年3月期決算で、売上高は1億6800万円で、330万円の赤字だった。
同社は「部数は減っていないが、広告収入が減り、親会社(KOA)への債務の返済が難しい。
黒字に転じる見込みもない」と説明している。
(2008年7月24日20時31分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080724-OYT1T00667.htm?from=main4