新聞を取っていて命拾い―。21日早朝、香川県高松市内のマンションに新聞を配っていた四国新聞販売の
女性配達員(44)が、70代の男性宅に4日分の新聞がたまっているのを不審に思い、通報した。男性は室内で
脳疾患で倒れていたが、病院に運ばれ一命を取り留めた。
関係者の話では、男性は1人暮らし。配達員からの通報を受けた四国新聞販売の男性社員が駆け付け、
電気がついているにもかかわらず、インターホンの応答がないことを確認。室内に入ったマンション管理会社側が、
意識もうろうとなり倒れていた男性を見つけ、救急車を呼んだ。
四国新聞販売では、1人暮らしのお年寄り宅などに数日分の新聞がたまると、安否を確認するのが原則。
地域の絆[きずな]が弱まる昨今だけに、「こういった形で読者の役に立てて良かった。今後も地域のセーフティー
ネットの役割を果たせれば」と話している。
ソース
四国新聞
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20080723000105