【東京】痴漢は免職…のはずが「停職」 都立高副校長、異例の処分軽減

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32/2 ◆KIHA55jUA2 @キハ55φ ★
開示請求書によると、副校長は「電車の減速で身体がよろけてたまたま女性にぶつかった」などと主張。
人事委員会は、女性と接触した直後に手首を捕まれ、大声で「痴漢」呼ばわりされても抗議や弁明を
全くしていないことは不自然と指摘。

「偶然ぶつけただけで痴漢といわれることは考えにくい。故意による行為だったのは明らか」
として、痴漢行為を認定した。

ところが、人事委員会では、副校長による痴漢行為は「短時間の出来事で、女性の着衣の上から
尻を触った程度のうえ、自分の身体を女性の背中から尻まで押しつけた程度で痴漢行為として
悪質であるとはいえない」として、懲戒免職とした都教委の処分を「裁量権の逸脱」と結論づけ、
停職6カ月とする前例のない処分内容の変更を命じた。

副校長は再び教壇に立つ可能性もあり、疑問の声も上がっている。

元国立市教育長で教育評論家の石井昌浩氏の話 「処分の変更は通常は考えられない。
人事委員会の採決は教育的な見地が抜け落ちているのではないか。
副校長が再び教壇に立つこともあることから、今回の裁決が前例となり今後、
教育界に影響を与える可能性もある。難しい判断なのは間違いない」
(終)