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フランスのニコラス・サルコジ大統領は、彼より10cmも高い元スーパーモデルの妻との身長差を
誤魔化すために手段を尽くしている。彼女はフラット・シューズを履き、身長165cmの彼はかかと
の高い靴を履いているのだ。
本当の身長をなぜ隠そうとする?「小ナポレオン」とでも呼ばれるのを恐れているのだろうか?
「背の低い男性はそれをカバーするために人一倍攻撃的になるという説を意味する“ナポレオン・
コンプレックス”と思われたくないのだろう」と、スティーブン・ゴールドスミス氏(「Short Persons
Support」(背が低い人たちをサポートする団体)の主幹)は語った。ナポレオンの身長は158cmと
して歴史に残っている。
この説を裏付ける実例は数多くある。2000万人を虐殺したとされるロシアの独裁者、ヨシフ・スタ
ーリンは165cmだ。
北朝鮮の金正日総書記の身長は国家機密だが、キューバン・ヒールの靴と膨らました髪の毛では
誤魔化すことはできない。彼はせいぜい160cmというところだ。
セントラル・ランカシャー大学の心理学者マイク・エスレア博士はナポレオン・コンプレックスを確か
める実験を行った。ちょっとしたやりとりを利用して、背の高い男性と低い男性の攻撃性の違いを
調べたのだ。「軽く叱ってみることで反応に違いが出ます」と、博士。それは巧さの評価だと思える
が、実は攻撃性をも意味しているのだ。「攻撃性の問題では、結果は背が高い方がより攻撃的で
あったと言えます」。 (以上)