日本のエネルギー自給率は10%未満。原油高騰が続くなか、国産のエネルギー資源開発
が求められている。世界的な環境学者レスター・ブラウン氏は「火山が多い日本は世界有数
の地熱資源大国。もっと地熱発電を活用するべきだ」と提言する。地熱発電はCO2排出量も
少ないクリーンなエネルギーだ。
「日本は地熱発電で国内電力の半分、もしかして、全部を賄えるかもしれない」
今月上旬、米アースポリシー研究所長でもあるブラウン氏が上智大主催、環境文化創造研
究所協力の講演でこう強調すると、会場から驚きの声が上がった。
(略)
ブラウン氏の提言の背景に、地熱発電に対する日本の消極的な姿勢がある。日本の地熱
技術開発費は一九八二年をピークに減少を続け、二〇〇三年以降はゼロ。
日本が開発から事実上撤退した理由として、地熱資源(熱水層)の八割は、開発が難しい
国立公園内に存在することがある。加えて温泉所有の観光業者からの強い反対で、開発が
頓挫してきた経緯もある。
一方、CO2削減運動の高まり、原油高などから米国、インドネシア、フィリピン、アイスランド
などが地熱発電開発を加速。地熱資源に恵まれていないドイツ、オーストラリアも本腰を入
れ始めた。「世界の主要地熱資源国で停滞しているのは日本だけ」(産業技術総合研究所
=茨城県つくば市)という。地熱発電のCO2排出量は火力発電の約二十分の一。風に依
存する風力、天気に左右される太陽光、雨量の季節変動が大きい水力などの自然エネル
ギーと比べても、安定的な供給が可能なことから地熱発電が評価を高めている。(以下略)
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2008062302000111.html ★1(6/23 21:14)
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1214223295/ <関連>【代替エネルギー】世界が驚愕…日本人が立て続けに“常温核融合(Cold Fusion)”に成功か 日本大手マスコミは報道せず★2
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1214252327/