【自動車】「究極のエコカー」新型燃料電池車、ホンダが生産開始…アメリカで月600ドル、最高速160km、満タンで620km走行 

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「究極のエコカー」ホンダが生産開始 新型燃料電池車

 ホンダは16日、新型燃料電池車の生産を開始した。水素を燃料に水しか排出しない
「究極のエコカー」は、量産への準備段階に入った。ただ、インフラ整備や製造コストの削減など、
普及にはなお課題が横たわり、量産化は各社がしのぎを削る電気自動車が先行しそうだ。

 16日には栃木県高根沢町のホンダ四輪新機種センターで1号車の完成式典があった。
新型燃料電池車「FCXクラリティ」は、水素燃料をタンク(171リットル)に満タンにして
620キロ走れるといい、最高時速は160キロ。7月から米国で月600ドル(約6万5千円)の
3年契約でリースを始める。

 ホンダは今秋から日本でもリースを開始。3年間で計200台を日米でリースする計画だ。

 05年発売の旧型燃料電池車「FCX」より大幅なコスト削減を実現した。生産ラインでは、
心臓部の燃料電池セル数百枚を機械で組み立てる。水素タンク関連の部品を74%減らすなど
車両全体で部品を3割以上減らし、組み立て工程も半減させた。専用設計のためコストは
1台数千万円以上するが、量産車体なら2千万円程度になる。福井威夫社長は「実用化とは
まだいえないが、その第一歩だ」と強調した。

 トヨタ自動車も今月、新型燃料電池車を発表。満タン(156リットル)で走れる距離は
830キロと旧型の2.5倍で、日本で年内にリースする予定だ。日産自動車も10年代初頭に
燃料電池車を日米で投入予定。スズキも米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発を進める。

 だが、燃料電池車が普及するには課題も多い。国内の水素ステーションは首都圏中心に
14カ所しかない。

(以下>>2以降に給水素)

朝日新聞 asahi.com(鈴木暁子、2008年6月16日22時21分)
http://www.asahi.com/business/update/0616/TKY200806160274.html