【海外】男性が約3千m上空からパラシュートなしで飛び降り死亡。アメリカ[6/9]

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90名無しさん@九周年
高度3000メートル : パラシュートを出そうと紐をひっぱると、弁当箱が飛び出す。
高度2700メートル : パラシュートと思って担いでいたものが弟のリュックサックと判明。
高度2500メートル : 一応リュックサックの中を調べる。遠足のしおりを発見し、ようやく事態を飲み込む。
高度2300メートル : リュックの中に弟の携帯を発見。急いでFedEXに電話するが、イタズラ電話はやめろと怒られる。
高度2100メートル : 何か役立つものがないか、リュックの中を再度確かめる。
               かりんとうを発見。弟が意外と渋いと知る。
高度2000メートル : 携帯が鳴る。非通知だ。
               「つーか俺のリュック間違えてんじゃねーよバカアネキ。なんだよこのパラシュートみたいな布。
               マジ意味不明なんですけど。(ガチャ!)」
               弟だった。涙で視界がにじむ。
高度1700メートル : 気分を落ち着けるために水筒を開けるが、激しく熱い日本茶が飛び出す。
               弟が意外と渋いことを思い出す。
高度1200メートル : 諦めて遺書を書こうと、筆記用具を探す。しかし筆と硯しか見つからない。いつの時代だ。
               いや、弟が渋いのを理解した私にとってそんなことはどうでもいい。
               それよりももっと重大な問題がある。

               ──墨が無い。

               血は争えないものだ。何をするにも詰めが甘いのは自分とよく似ている。
高度1000メートル : 再び携帯が鳴る。
               「サトル君、前から好きでした!(ガチャ!)」
               弟も隅に置けないものだ。つうかお嬢さん、弟の名前はサトシだ。
高度700メートル : ラストおやつ
高度300メートル : ラストドリンク(日本茶)
高度100メートル : …。