【長野】「パパ、初めまして」　川上犬の子犬３匹が父親と対面 [08/06/02]

和犬「川上犬（かわかみけん）」のふるさと長野県川上村に２８日、
３月に生まれた子犬３匹が横浜市から返ってきた。

川上犬の種を守り、増やすため、子犬が生まれたら村に戻してもらう「子返し」の
約束にのっとって、信州川上犬保存会に飼い主から返された。
村には父親で県天然記念物指定の「龍馬」（６歳）がおり、初対面した子犬たちは
愛くるしい表情を見せていた。

子犬たちは、戌（いぬ）年の０６年に東京・上野動物園に展示されて話題を呼んだ川上犬
「千曲黒姫号」（２歳半）の初めての子どもだ。毛並みは母に似て黒い。
だが、龍馬は自らの血を引いていると分かるのか、鼻と鼻をくっつけた後、
じゃれて駆け回る子犬たちを静かに見守っていた。

川上犬はニホンオオカミの血を引くとも言われるヤマイヌ。
運動神経が良く、猟犬でもあったが、全国で３５０匹しかいない。
同村で飼われ、つめが黒いなど川上犬の特徴が顕著な３６頭は県天然記念物に指定されている。
保存会の高橋はるみさんによると、この日村に返ってきた３匹は既に引き取り手が決まっている。
「里親希望者が多くて２年待ちの状態」という。

ソース
http://www.asahi.com/komimi/TKY200805290200.html
画像
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