自転車も守りまいよ、交通マナー―。
高松市は本年度から小学4年生を対象とした「自転車安全運転免許証交付事業」をスタートする。
学科、実技両試験を“クリア”した児童に顔写真入りの免許証を発行。
急増する自転車事故の防止と児童への安全意識の定着を図る。
同様の取り組みは四国の自治体では初めて。
6月施行の改正道交法で自転車利用者対策が盛り込まれたのを受け、
市交通安全都市推進協議会(会長・大西市長)が企画。
市内での自転車事故はここ10年間で1・8倍に急増しており、
さらに2007年中に発生した1325件の自転車事故のうち、10―19歳の年齢層が関係したケースが3分の1を占めた。
新事業は各小学校が自転車利用を認め始めることが多い4年生を対象とし、
改正道交法に基づく交通ルールのテストや走行実技、危険予測講習などを実施。
受講した児童に顔写真を入れることもできるカード型の安全運転免許証を発行する。
6月から各校で順次教室を開く予定で、市交通安全対策室は「事故防止には乗り始め時期の意識付けが重要。
免許に法的な根拠はないが、ルール順守を啓発する一助になれば」としている。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20080528000305