・2輪車が事実上、都市部で乗りづらくなっている。利用者からは「2輪車に乗るなと言って
いるのと同じだ」と怒りの声が上がっている。
「2輪車の駐車場はないのに、取り締まりだけはどんどん行われている。花を配達に行けば
1、2分の間に駐車違反切符を切られる。そば屋の出前も何回もつかまる」
全国オートバイ協同組合連合会の吉田会長は先月、自民党本部で行われたオートバイ議員
連盟総会で、こう怒りをぶちまけた。この会合には、小池氏ら国会議員のほか、2輪車業界
関係者、国交省、警察庁などが参加した。
昨年度の全国の原付きバイクも含んだ2輪車の駐車違反摘発件数は52万件超。
9割が東京、大阪、千葉、埼玉、神奈川に集中している。特に東京は約130万台の
保有台数に対して摘発件数が約25万件と、5台に1台が摘発を受けている計算になる。
原因は道路交通法改正で駐車違反の取り締まりが厳しくなる一方、2輪車が駐車できる
駐車場がほとんどないことだ。東京23区内にたった約4400台分しかない。
駐車場設置は国土交通省や各自治体。縦割り行政の弊害で、取り締まり強化と
駐車場増設が連動していない。さらに原付きバイクと125cc以上とでは別の法律が
適用されている。こうした現状に業界関係者も「要するに国は2輪車など眼中にないどころか
むしろ交通の悪者扱いだ」と憤慨する。
議連総会では小池氏が「(4輪車に比べ)2輪車は地球温暖化防止の観点からも好ましいと
考えているが、(現状は)2輪車を社会から排除しようとしているようだ」とかみついた。
さらに、「2輪車をどう活用していくのかについて国の方針はあるのか」と国側に厳しく
問いただしたものの、国交省は「何か特別な政策を打ち出してはいません。予定も
ありません」とそっけなかった。
解決策はないのだろうか。全国オートバイ協同組合連合会の福井専務理事は「2輪車は
目的地の近くまで乗るという特性がある。幅の広い道路の端に斜めに駐車するようにすれば
いいのではないか」と提案している。(一部略)
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008052701_all.html ※前:
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1211873654/