土壌汚染の危険も指摘される「建設汚泥」を無許可で処分したとして、
警視庁は新たに茨城県の土木工事会社の役員ら9人を逮捕しました。
廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたのは、
茨城県の土木工事会社「柴田解体」役員・柴田修容疑者(57)やダンプ運転手の男らあわせて9人です。
このうち柴田容疑者ら2人は許可がないにもかかわらず、
先月、摘発された東京の産廃業者から「建設汚泥」あわせておよそ450立方メートルを受け入れ、
茨城県鹿島市と潮来市に埋め立て処分した疑いが持たれています。
「建設汚泥」は水分を多く含むため、脱水してから処分しないと地盤がゆるんだり、
土壌が汚染されたりする危険性が指摘されています。
今回の摘発で、10トントラックでおよそ4300台分の「建設汚泥」が茨城県内に処分されていたことが明らかになりましたが
調べに対し柴田容疑者は、「建設汚泥ではない。残土を運搬していただけだ」と容疑を否認しています。
http://www.mbs.jp/news/jnn_3861494_zen.shtml