【社会】「子どもはきょう休みます」「どうか卒業させてやって」 大学に「過保護者」急増 入学式は満杯、就職相談に同伴

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昭和16年(1941).4.8〔東大入学式で父兄同伴〕
東京市の東京大学で、40年ぶりに入学式が執り行われたが、新入生2千人に対して、2千人の父兄が同伴して出席した。
「新入生が春陽を受けて三々五々父母や兄姉に付添われて正門をくぐる風景はちょっと国民学校入学式と似かよった感じである」(東京日日新聞引用)

昭和27年3月28日のわれわれ昭和24年入学組の卒業式では矢内原新総長が卒業演説を行った。
卒業式の演壇に上がる新総長の態度はあくまで誠実,真摯、謙虚で、南原前総長に感じられた一種の虚勢というかけれんみのようなものは一切感じられなかった。
私は例によって演説の中身はみんな忘れてしまった。
当日の朝日新聞夕刊によると、「へびのごとく賢く、はとのごとく単純なれ」 とはなむけの言葉を贈ったという。
敬虔なクリスチャン総長の片鱗がうかがえる。ついでに付け加えると新卒業生は2719名(うち女子学生33名)で、当日の卒業式には約2千名の父兄が参列したという。
そういえば講堂の中は学問の場にふさわしくない派手な雰囲気であった。

『毎日新聞』「大学の幼稚園化」1961年4月16日付
ことしの入学式をみると、父兄の同伴が意外なほど多い。入学試験日、入学手続き、またしかり。
(中略)「いなかのオヤジを東京に呼んで」などというせりふではなく、「おとうさんにつれられて」大学にやってくるのが、最近の新入生だといえそうである。
いってみれば、大学もしだいに「幼稚園」に近づきつつあるということらしい。