【裁判】植草元教授が勝訴 「アサヒ芸能」の痴漢報道で、徳間書店190万円賠償

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ド素人の多数決で「感情裁判」時代がやってくる?〜『つぶせ!裁判員制度』井上薫著(評:荻野進介)
井上薫著、新潮新書
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080410/152787/

つい最近のことである。知り合いの女性弁護士が、裁判員制度導入のための模擬裁判で、ヤクザの情夫を刺してしまった女性被告人役を担当した。
模擬裁判が終わった後に懇親会があって、弁護士が身分を明かし、「私が本妻で、夫の暴力に耐えかねたうえで刺してしまったら、
どうでしたか」と聞いたら、「その場合は正当防衛が成立し無罪です」との答え。「同じことをやっても本妻なら無罪で、愛人だったら13年。
感情裁判ですね」と弁護士は大きなため息をついた。

この制度、内実を知れば知るほど、馬鹿げたものに思えてくる。例えば、検察、被告人が控訴したら、第二審からは、
裁判官のみによる裁判に逆戻りするのだ。国民の司法参加を象徴する“お飾り”ということなのかもしれないが、
お金とエネルギーの莫大な無駄としか思えない。

また、著者によれば、新聞やテレビには政府の広報予算がばらまかれているため、報道内容にバイアスがかかっているという。
よって本書を含め、複数の書籍や雑誌論文での情報収集をお勧めする。

「司法参加は民主主義の前提であり、国民の権利そして義務だ」と言われても、先に紹介した模擬裁判のような実態では、
裁判員になるのも裁判員に裁かれるのも、どちらも御免こうむりたい。