京田辺市は16日、市内の川などに架かる市道の橋の老朽化や、欠損状況などを把握するため、職員
による道路橋基礎調査事業を実施した。外部発注すれば500万円ほどの費用がかかる事業だが、
職員でやることにより財政支出を抑える「ゼロ予算的事業」として取り組んだもので、調査結果は橋の
「長寿命化修繕計画」の策定に向けた基礎データにするという。
市が管理する橋の状態を調査し、橋の安全と長寿命化に向けて管理しようと実施した事業。職員で実施
することにより、事業費を抑えるのがねらい。
建設部と経済環境部の技師ら職員15人を動員し、13日と16日の2日かけて実施した。
市が管理する橋は市内に計215橋あり、今回の調査では2005年度からの市の橋りょう台帳作成で、
すでに点検している55の橋を除く160橋を対象に調査を展開。
職員が3人一組のチームに分かれ、鋼材の損傷や腐食、ボルトの脱落・破断の有無、コンクリート部分の
ひび割れや漏水、路面の凹凸などをチェックして回った。
建設部建設政策推進課では「外国で落橋事故などが起きているが、そのような事故を未然に防止する
ためにも調査を実施した。緊急に修繕が必要なものはなかったが、調査結果を基に橋のデータベースを
作成し、今後、長寿命化修繕計画の必要性なども検討したい」としている。
http://www.rakutai.co.jp/news/today/003.html ※URLは変更になります。