全国の凧(たこ)揚げ愛好者でつくる冒険グループ「飛天隊」(本部・長野市)は18日、同市田子の
地蔵院で、各地の大空を舞って傷つき骨折れた凧に感謝の気持ちを込めて「凧供養」を行った。
供養は、中国のゴビ砂漠やシルクロード、南太平洋などの海外遠征を重ねる飛天隊が平成3年から
始め、今年で17回目を数える。おもちゃなどの供養も合わせて行っているほか、昨年からはタンスの
奥にしまってあったラブレターの供養もしている。
隊員や呼びかけに応じた参加者ら約100人が見守る中、奈良県から駆けつけた修験者らによる
読経やお焚(た)き上げ、火渡りなどの行事が行われた。最後に飛天隊の倉嶋康隊長らによって
十数枚の凧が火の中に投じられると、たちまち赤い炎が空高く舞い上がっていた。
供養を終えた倉嶋隊長は「凧もおもちゃも、そしてラブレターも人々のいろいろな思いが詰まっている。
ものを大切にする思いを改めて胸に刻んで供養しました」と話していた。
ソース
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/nagano/080519/ngn0805190220001-n1.htm