【四川大地震】断層のズレ250キロ、破壊力「阪神」の30倍

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 中国・四川省の地震を引き起こした断層について、長さ約250キロにわたる断層が2段階にわけて動いたとする
分析結果を筑波大の八木勇治准教授らが13日まとめた。

 大きな断層のずれが相次いだことで、広い範囲に記録的な揺れを引き起こしたとみられている。

 今回の地震は、四川省を北東―南西方向に走る断層帯(竜門山断層)の一部が動いて起きたとみられている。
八木准教授の分析では、まず長さ約100キロ、幅約30キロの断層が最大で約7メートルずれ、続いて、
その北東側で長さ約150キロ、幅約30キロの断層が4メートルずれた。阪神大震災を起こした断層は長さ
約40キロで、今回はその6倍強になる。

 地震開始から約50秒かけて最初の断層が動き、10秒後に2番目の断層が約60秒かけて動き、揺れは
約2分間続いた可能性がある。

 地表近くで最も大きくずれたため、被害の拡大につながった可能性があるという。震源近くでは地表に
約7メートルの段差が現れているとみられる。地震の規模を示すマグニチュードは7・9で、その破壊力は、
阪神大震災の30倍にもなるという。

 米地質調査所は、地震を引き起こした断層の規模を長さ約200キロ、幅約20キロと見積もっている。
ずれが進行した時間は約2分とみており、八木准教授の見解とも一致する。また、断層の中に「特にずれが
大きい場所が2か所ある」としている。

ソース http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080513-OYT1T00844.htm

四川省北川チャン族自治県で、崩落した橋をわたる市民=ロイター
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20080514-2427930-1-L.jpg