「政府は予知したが放置」…飛び交う流言飛語
中国四川省を震源とするM7.8の大地震は台湾やタイまで揺らし、五輪を間近にした北京や上海の超高層ビルも襲った。
「夜には北京を地震が襲う」「政府は予知していたが、放置した」。さまざまな流言飛語が飛び交い、
中国全土の人々を恐怖に陥れた。「各級幹部は第一線に出よ!」と大動員をかけた温家宝首相。胡錦濤政権は
五輪の年、最大の正念場を迎えた。
(中略)
「12日夜には北京で地震が起きる」。インターネット上にはこんな警告が流れた。政府はデマだと即座に否定したが、
上海でも同じようなウワサが飛び交ったという。
「実は政府は1週間前に地震を予知していたが、対策を取りようがなく、混乱するだけと発表を見送った」。
北京情報筋は地震直後に北京でこんな情報が流れたと説明するが、真相は曖昧模糊としている。
「中国の家屋は地震でなくてもすぐにひび割れるような建物が多い。特に成都は古い建物が多く、被害を免れた建物でも
今後どうなるか…」と山谷氏。成都以外でも不安から道路などで夜を明かす人が少なくなかった。
「各級の幹部は救助の第一線に出よ。われわれは必ずやこの震災に打ち勝つ」。現地に向かう専用機の中で、
温首相はテレビ中継にこう力を込めた。表情は強ばり、硬さが消えることはなかった。胡政権はチベット騒乱が
吹き荒れた中国西部に騒乱時を上回る部隊の投入を決めた。
温首相は12日夜には震源地近くに入り、「最も大きな被害を受けた地区にできるだけ早く、歩いてでも入らなくてはならない。
1秒でも早く入れば、それだけ早く命を救える」と指示。その言葉が胡政権の焦りと被害の深刻さを印象付けた。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008051311_all.html ★関連スレ
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