「店の見通し悪い」と伐採 サクラなど約33本、無断で
2008年5月7日 22時34分
神奈川県平塚市上平塚の県道にあった街路樹のサクラやツツジ計33本を、近くの自動車販売会社の役員と社員ら計4人が「店の見通しが悪くなる」として、県に無断で伐採していたことが7日、分かった。
県や平塚署によると、6日午後5時半ごろ、樹齢30年以上でいずれも高さ約3メートルのサクラ3本と、ツツジ約30本が根元から切られたり、抜かれたりしているのを通行人が見つけた。
伐採したのは、近くの自動車販売会社の男性役員1人と社員3人。器物損壊容疑で事情聴取した平塚署員に「ショールームの見通しが悪くなり、車の出入りで樹木と接触して事故につながるので無断で伐採した」と話したという。
4人は6日午後1時から約5時間かけて、のこぎりでサクラを切り、手でツツジを抜いた。県平塚土木事務所職員が7日、役員と面会し、街路樹は公共の所有物と説明すると、役員は「元通りにします」と謝罪したという。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008050701001041.html