●「前の上司は認めてくれました!」
まあ、A・KYほど悪質じゃないが、資格とか勉強大好きの“優等生KY”にもご用心だ。
心理学系の資格の「NLP」だとか、プロジェクトマネジメントの資格の「PMP」だとか、
聞き慣れない資格の取得に精を出す女課長は、あからさまに上司を見下したりする。
専門商社の40代総務部次長も呆れ顔だ。
「部下の女性係長は、前の上司が忘れられないようです。私と意見が衝突するたびに、
『前の上司は認めてくれました!』と突っ張る。揚げ句、就業中に堂々と前の
上司に相談に行っちゃう。始末に負えませんよ」
この手の頭でっかち女は、ガンガン査定を下げてやればいい。
【組織人事に詳しい栗原昇氏】
●「実力で管理職になった」と妄信
聞きかじったビジネス用語を披露したいあまり、会議中に
「ええっ!部長、NLPも知らないんですか」なんて平気で恥をかかす
女性管理職もいますから、覚悟が必要ですよ。
ここ2、3年は「ダイバーシティー(多様な人材を生かす人事戦略)」の影響で、意図的に
女性管理職の割合を高くする企業も増えています。そのため、明らかに管理職の器じゃない
女性まで“横入り”してくるケースが目立つようになった。
ところが、当人は「実力で管理職になった」と妄信しているため、やたらと強気です。
独り善がりもはなはだしい、組織をかき回すタイプが多い。「自分がやりたい」と思ったら
指揮系統は無視なんて女性は典型でしょう。“飼い犬”に手を噛まれないためには、
「この上司は私の理解者だ」と思わせる必要がある。今どきは、さすがに減ったでしょうが、
容姿を褒めても逆効果です。
女性管理職にとってのアイデンティティーは「仕事力」。常日頃から「よく頑張っている」
「勉強しているね」などと仕事を褒めること。そうやって信頼関係を築いておけば、
少なくとも、いきなり噛みつかれる心配はないでしょう。
(ジャーナリスト)
>>3以降に続く