大手旅行会社の「JTB」が、今月25日から来月5日にかけての旅行客の動
向を調べたところ、この期間に国内や海外に旅行する人は、あわせて2190
万2000人と去年より0.5%減る見通しです。このうち国内は、2144
万4000人と、去年に比べて0.2%の減少にとどまる見通しですが、海外
旅行は去年に比べて14.6%少ない45万8000人と大幅に落ち込む見通
しです。これはことしの大型連休が、長い休みを取りにくい曜日の並びになっ
ていることに加え、原油価格の高騰で、航空運賃の値上がりが続いていること
が影響しています。一方、海外旅行がピークとなる来月3日から5日にかけて
の予約状況を見ますと、中国への旅行が去年の3分の2程度にとどまっており、
冷凍ギョーザの問題が旅行客の動きに影響を及ぼしていることがうかがえます。
旅行会社では、「ことしは海外を敬遠した旅行客が、行き先を国内に切り替え
た結果、有名な温泉地や沖縄などに人気が集まる傾向も見られる」としていま
す。
http://www.nhk.or.jp/news/2008/04/06/d20080406000071.html