日銀、景気、ガソリン税――。津波のように押し寄せる難題に福田政権はアップアップだ。
福田首相の“手腕”では解決できるはずもなく、党内にも「退陣やむなし」のムードが充満してきた。
「日銀総裁が空白になり、ガソリンも値段が下がる。福田さんは大丈夫なのか」
こんな自民党中堅幹部の声が朝日新聞で紹介されていた。
心配もムリはない。日銀総裁が空席になるのは、井上準之助総裁が蔵相に抜擢された1923年以来、
85年ぶりの珍事だ。その上、ガソリンは4月以降の値下げが確実になってきた。福田首相は与野党協議に
最後の望みを託しているが、民主党が要求する暫定税率廃止については「税制改革の中でやればいい」と
先送りの構え。これでは民主はのめないし、時間ばかりが経過することになる。
「何も決められない福田首相は、党内からも冷ややかな目で見られています。
こうなってくると何があってもおかしくない。永田町はきな臭くなってきました」(政治評論家・有馬晴海氏)
3月24日10時0分配信 日刊ゲンダイ
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