【ロンドン24日共同】環境に優しいトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」か、英高級車ブランドの「ジャガー」か−。
英ブラウン政権で閣僚らの公用車をめぐり意見が衝突。ブラウン首相は担当のケリー運輸相に取りまとめを急ぎ、
“閣内不一致”を解消するよう指示した。
英紙フィナンシャル・タイムズによると、運輸相は、政府が率先して地球温暖化防止に取り組むため、
今夏までに閣僚や政府高官の公用車に厳しい排ガス規制を課すことを提案。
新規制では多くの閣僚が愛用するジャガーなど英国車の二酸化炭素(CO2)排出量が
基準を超えるため、既に各省庁の公用車として実績があるプリウスの導入を事実上促す内容だった。
これにハットン民間企業・規制改革担当相が「(政府が日本車を重用すると)英国の製造業に
誤ったシグナルを送る」と猛反発。ストロー司法相らも賛同した。
若手のホープ、ミリバンド外相らはプリウス派に回った。
2008/03/24 18:09 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200803/CN2008032401000536.html